生え際があがってるのは気にしすぎか本当にハゲているのか確認する方法

鏡を見たら生え際がハゲているように見えるけれど、ハゲてきているのか？それとも気にしすぎなだけなのだろうか？

生え際を確認すると、ハゲているように見えて、このように不安になる人は多いです。

気にしすぎであれば良いですが、本当にハゲ始めている場合もあります。

なぜなら男性の場合、男性型脱毛症（AGA）という進行性の病気が発症して、そのサインが生え際に現れている可能性もあるためです。

この記事では、本当にハゲ始めているのかどうか薄毛の確認ポイントや生え際が後退してしまう原因と対処法を紹介します。

生え際を気にしすぎてる人のためのチェックポイント

生え際が気になる人は、下記確認ポイントを参考に、薄毛のセルフ診断をしてみましょう。

• 細くて短い抜け毛が増えた
• 産毛が多い
• おでこに指が4本以上収まる
• 生え際がM字に見える
• 頭頂部の地肌が見える
• 母方の祖父が薄毛である

細くて短い抜け毛が増えた

細くて短い抜け毛が増えたと感じる場合、健康な毛髪の成長サイクルが乱れている可能性があります。

毛髪は成長期、退行期、休止期というサイクルを繰り返していますが、このサイクルが乱れると毛髪の成長が早く止まり、若い毛の状態で抜けてしまいます。

髪が若い状態で抜け続け、髪そのものが生えない頭皮になることは、男性型脱毛症（AGA）の典型的な進行例と言われています。

細く短い抜け毛が増えているなら、AGAの可能性があると言えます。

産毛が多い

生え際に産毛が増えていると感じる人は、薄毛になる可能性があります。

なぜなら、産毛の増加が男性型脱毛症（AGA）と関連しているからです。

AGAの原因物質の1つである5αリダクターゼは、生え際に多く分布しています。AGAが進行すればヘアサイクルが乱れるため、毛髪が十分に成長できず、産毛が目立つようになります。

おでこに指が4本以上収まる

おでこに指が4本以上収まる場合、おでこが広い可能性もあります。必ずしも薄毛が進行しているとは限りません。

おでこの広さは個人差があり、生まれつき額の広い人もいます。

しかし、以前と比べて生え際が後退していた場合、薄毛が進行している可能性があります。

薄毛の基準は毛量の減少や生え際の後退などで判断するため、おでこの広さはあくまでも目安の1つとして考えましょう。

生え際がM字に見える

生え際がM字に見える場合、薄毛が進行しM字ハゲになっている可能性があります。

なぜなら、M字ハゲは、以前と比べて生え際が後退したかどうかで判断するからです。

剃り込みのように後退した部分が指2本分（2cm）以上あれば、M字ハゲの可能性があります。

しかし、生まれつき生え際がM字の人もいるため、現在の額の状態ではなく以前との差で判断しましょう。

登頂部の地肌が見える

頭頂部の地肌が見えている人は、毛髪が徐々に薄くなっている可能性があります。

なぜなら、男性型脱毛症（AGA）の初期症状として、頭頂部の地肌が見える場合があるからです。

AGAの原因物質の一つである5αリダクターゼは頭頂部にも分布しているため、薄毛が進行しやすくなります。

ただし、頭頂部の薄毛はAGA以外の原因が潜んでいることもあります。まずは必要な治療を見極めることが大切です。

母方の祖父が薄毛である

母方の祖父が薄毛である人は、自身も薄毛になる場合があります。

なぜなら、薄毛の中でも男性型脱毛症（AGA）発症のきっかけになる5αリダクターゼの活性度は優性遺伝であるため、父、もしくは母方の家族が薄毛だと子どもも受け継ぐ可能性があるからです。

AGA治療専門のクリニックでは初診カウンセリング時に家族歴のヒアリングを行うため、心配な方は相談してみると良いでしょう。

参考サイト：薄毛（ハゲ）は遺伝します！薄毛が遺伝する理由やAGAを発症しやすい人の特徴を解説

生え際が後退してしまう原因

続いて、生え際が後退してしまう原因を紹介します。

頭皮へのダメージ

頭皮へのダメージは、生え際が後退してしまう原因に繋がります。

過度な摩擦や刺激は、毛根や毛母細胞にダメージを与え、毛髪の成長を妨げる可能性があるからです。

例えば、常に同じ場所で分け目を作っている人は、頭皮が引っ張られることで血行不良になり、牽引性（けんいんせい）脱毛症）へと進行する可能性もあります。

髪の分け目を変えたり、髪を染めるなどの刺激を避け、生え際の後退を防ぎましょう。

ストレス過多

過度なストレスは生え際が後退する主な原因の1つです。

ストレスが蓄積すると、頭皮の血流が悪化し、栄養供給が不十分になるからです。栄養不足により毛根や毛母細胞が弱まり、毛髪の成長が妨げられ、薄毛に繋がります。

さらに、ストレスによりホルモンの分泌が増えることで、毛髪の周期が乱れ、抜け毛が増加します。

ストレスを貯めない生活やストレス発散は、薄毛の進行の抑制につながるでしょう。

栄養不足

栄養不足は生え際が後退する原因の1つです。

栄養不足で頭皮の状態が悪化すると、毛根や毛母細胞の機能が低下し、毛髪が細くなります。その結果、生え際が後退する可能性が高くなります。

健康な毛髪の成長には、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不可欠です。

特に、ビタミンA、C、Eや亜鉛、鉄など、頭皮の健康や毛髪の成長に必要な栄養をバランス良く取り入れると良いでしょう。

乱れた生活リズム

生活リズムが乱れ睡眠不足になると、生え際が後退する原因に繋がります。

睡眠不足により、髪や肌の成長に必要な成長ホルモンの分泌量が減少するからです。成長ホルモンは、入眠後から3時間の間に最も多く分泌されると言われています。

一度に4時間以上の睡眠時間が確保できるよう、生活リズムを整えると良いでしょう。

参考サイト：寝不足ではげる？薄毛改善のための睡眠習慣とは？

AGA

生え際が後退している場合、すでに男性型脱毛症（AGA）を発症している可能性があります。

なぜなら、生え際の後退はAGA特有の症状の1つだからです。

AGAは、進行レベルや薄毛の型により「ハミルトンノーウッド分類」という9つのパターンに分けられます。

9つのうち、日本人に多いのは頭頂部から薄毛が進行するⅡvertex型と言われています。

Ⅱvertex型はつむじ周辺の薄毛進行が目立ち、生え際も少しずつ後退していく特徴があるため、早めの治療が必要です。

参考サイト：ハミルトンノーウッド分類でAGAの進行度をチェック

生え際のハゲ進行を抑えるためのポイント

ここでは、生え際のハゲ進行を抑えるためのポイントを紹介します。

食生活を見直す

食生活の見直しは、生え際のハゲ進行対策になります。

髪の毛は硬質ケラチンで構成されており、ケラチンの主な原料であるタンパク質（アミノ酸）・亜鉛・ビタミンの摂取が大切だからです。

タマゴや大豆、鶏むね肉、レバーなどの食材を積極的に取り入れると良いでしょう。

シャンプーの方法を見直す

生え際のハゲ進行を抑えたい場合は、正しい方法でシャンプーを行うことが大切です。なぜなら、間違った方法でシャンプーを行うと、頭皮への刺激につながるからです。

生え際は皮脂分泌が盛んなため、汚れやべたつきが溜まりやすい部分です。ぬるま湯で優しく丁寧に洗いましょう。

また、育毛シャンプーや育毛剤を使うと、頭皮ケアや薄毛対策も行えます。

AGA治療を受ける

生え際や頭頂部などにAGA特有の薄毛症状がある場合は、専門クリニックでのAGA治療を検討しましょう。

なぜなら、AGAは進行性の脱毛症であるため、対処しないとハゲが進行してしまうからです。

AGA治療は、生え際のハゲ進行を抑えるのみでなく、すでに薄毛が進行した部位の発毛にも期待できます。生え際の薄毛が不安な人は、早めにクリニックへ相談してみると良いでしょう。

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