「ヘアトニックを使うとはげるのでは?」と心配に思われている人もいるかもしれません。
ヘアトニックが原因ではげることはありませんが、成分が肌に合わない場合は頭皮が荒れてしまいます。
この記事ではヘアトニックが頭皮に与える影響を解説するとともに、薄毛を改善するための正しい対策も紹介しています。
また、薄毛の中でもAGAと診断されている人は、ヘアトニックでは効果が見込めない可能性が高いため注意が必要です。
薄毛対策としてヘアトニックを使っている人や、これから薄毛対策を始めようと思っている人はこちらの記事を参考に正しい薄毛対策を講じてみてください。
・ヘアトニックは肌に合わないと頭皮が荒れる可能性がある。
・ヘアトニックは効果を感じない場合がある。
・ヘアトニックは薄毛を改善できない。
・薄毛を改善したいならAGAの診断を治療一択。
ヘアトニックではげることはないけど頭皮が荒れて逆効果の可能性がある
ヘアトニックを使用しても、正しい使い方をしていればはげることはありません。
一般的なヘアトニックにはアルコールを主成分として、香料、清涼成分、保湿成分などが含まれています。
(引用)ちふれ化粧品より発売されているヘアトニックの成分表
配合目的 | 表示名称 | 表示分量 |
---|---|---|
清涼成分 | エタノール | 58.74% |
〃 | メントール | 0.50% |
〃 | トウガラシエキス | 適量 |
賦香成分 | 香料 | 0.20% |
保湿成分 | BG | 0.10% |
〃 | オタネニンジン根エキス | 適量 |
〃 | センブリエキス | 適量 |
基剤 | 水 | 全量を100%とする |
一例として、成分の割合が表示されているちふれ化粧品のヘアトニックを取り上げてみました。
上表の通り様々な成分が含まれているものの、どの成分も育毛や発毛の観点からは良い影響も悪い影響も与えるものではありません。
そのため、ヘアトニックを使うことで薄毛が改善されると思っている人からすると「髪が生えなかった」「ヘアトニックを使ったらはげた」と感じることもあるようです。
ヘアトニックには保湿成分が含まれていることが多いので、もともと頭皮の乾燥だけが原因で抜け毛が発生していた人には多少の効果があるかもしれませんが、すでに進行している薄毛を改善するほどの効果は期待できません。
なお、薄毛に対しての影響は無くとも、アルコールなど刺激の強い成分が入っているため、肌の弱い人は頭皮が荒れてしまう恐れもあるため注意が必要です。
こちらの記事で、サクセス育毛トニックが逆効果になる可能性について紹介しているのでご参考ください。
人によっては効果を感じないケースもある
ヘアトニックの中には育毛成分が含まれた製品もありますが、それでも効果を感じないケースが以下の3つです。
- ヘアトニックの使い方を間違えている場合
- 含まれている成分と肌の相性が悪い場合
- AGAがすでに進行している場合
それぞれのケースについて詳しく説明します。
1.ヘアトニックの使い方を間違えている場合
例えば、早く効果を出したいとの思いから用量を超えて使用した場合、ヘアトニックの量を増やしたとしても頭皮に与える影響はほとんど変わりません。
ヘアトニックが多すぎると髪の毛がパサついてしまったり、ベタついてしまったり、逆効果となる可能性もあります。
また、ヘアトニックは頭皮につけるものですが、使用方法を勘違いしてしまい、髪の毛にしか塗布されていない場合はいくら良い成分が含まれていたとしても効果は見込めません。
2.含まれている成分と肌の相性が悪い場合
育毛成分の有無に関わらず、ヘアトニックの基本的な成分はアルコールです。
清涼成分としてメントールが含まれていることも珍しくありません。
これらの成分は、肌が敏感な人にとっては肌荒れの原因となり、頭皮環境の悪化に繋がってしまいます。
育毛成分が含まれていたとしても頭皮環境が悪化してしまっては元も子もありませんので、自分の肌に合わないなと感じた場合は早めに使用を中止してください。
3.AGAがすでに進行している場合
薄毛の原因がAGAの場合、育毛成分が含まれたヘアトニックを用いたとしてもはげるのを食い止めることはできません。
AGAは進行性のため、すでに症状が進行している場合は育毛成分だけではなく発毛成分が重要となります。
薄毛の原因によっては育毛ヘアトニックでも効果が見込めるかもしれませんが、AGAの場合は正しい対策が必要です。
AGAの対策については後述していますのでご参照ください。
薄毛を改善できない点はデメリットのひとつ
そもそもヘアトニックは薄毛を改善する目的で使用するものではありません。
頭皮を清潔に保ったり、保湿したり、商品によっては育毛成分が含まれたものもあるものの、ヘアトニックを用いたとしても発毛効果は得られません。
特に薄毛の原因がAGAである場合、ヘアトニックをどれだけ用いたとしても髪は減っていく一方です。
薄毛を改善しようとしてヘアトニックの使用量を増やしてしまうと、薄毛が改善しないだけではなく、頭皮環境が悪化してしまったり、金銭的な負担が増加してしまい、デメリットばかりが発生してしまうかもしれません。
本気で髪を増やしたいのであればヘアトニックを使うのではなく、AGA治療を受けることをおすすめします。
薄毛を改善したいならAGA治療一択
薄毛の改善を目的としているのであればAGA治療一択です。
AGAは「男性型脱毛症」と訳され、一般的には男性ホルモンが薄毛の原因であるとされています。
ヘアトニックや育毛剤などを使ったとしても男性ホルモンには作用しないため、薄毛を改善したいのであればAGA治療を選択すべきです。
AGA治療を受ける場合、大手のクリニックはおすすめしません。
AGA治療は自由診療なのでどのクリニックを選ぶかによって金額は大きく変わってしまいます。
大手のクリニックは軒並み治療にかかる費用が高いため、薄毛が改善される前に金銭的な負担に耐えきれず、治療を中断せざるを得ない状況になりかねません。
一方で、個人クリニックは大手クリニックに比べると費用を抑えてAGA治療が受けられるためおすすめです。
ヘアトニックや育毛剤では薄毛が改善されなかった人も、これから薄毛改善を図ろうとしている人も、AGA治療を受けてみてください。
AGA治療を受けることで、以前のようにフサフサの髪の毛を取り戻し、薄毛に悩む日々とは決別しましょう。